南北よりは東西に広いランディアリス大陸。 いくつかの大国が支配する大陸の中央部は茫々とした草原が広がり、どこまでも地平線が広がる様はまるで緑の海と呼ぶにふさわしい。 その海原を行けば、これもまるで海に浮かぶ島々のようにいくつもの街があるのだが、その中へ新たなる都市がまた、産声を上げようとしていた。 遥かな歴史の中で煌々と輝きを放つこととなる、その街を産み落としたのは、しかしそう多くはない数の男たちであった。 その中に一人の剣士がいたことは、あまりに有名な話なのである。 けれど今回は、その剣士がまだ世に名を知られる前のお話・・・。 「緑の海の島々」第一段となる作品です。
更新:2018/10/14
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